木の家が選ばれる4つの理由

木の家がいいね!

注文住宅の家づくりでは、木造以外に鉄骨やRC(鉄筋コンクリート)もありますが、やはり圧倒的に多いのが木造の家(特に木造軸組工法の家)です。

なぜ木造の家が多く選ばれるかと言えば、木という建築資材には多くの優れた点があるからです。

以下の4つの点に整理して、それぞれみていきたいと思います。

1.日本の気候・風土に適している

まず、日本の気候や風土を簡単に整理しておかなくてはなりませんが、特徴としては、以下の3点です。

  • 四季がはっきりしていて年間の気温差が大きい
  • 湿度が高い(特に夏は太平洋側、冬は日本海側)
  • どこでも繰り返しの地震、大地震の可能性がある

以上の点はどれも快適、安心・安全な居住環境を整えるためには、クリアあるいは軽減しなければならない課題です。

このような課題に対して、木材はどのような役割を果たすのでしょうか?

まず気温差が大きいという点については、木には蓄熱機能、断熱機能があり、熱伝導率の高い金属に比べて、気温差を和らげてくれる建材です。
次に高湿度という点については、木には室内の湿度が高い時には湿気を吸収し、低い時には吐き出す調湿機能があるため、家にとって大敵の結露の抑制につながります。
最後に、地震に対しては、木にはしなやかな強度と耐久性がそなわっています。この「しなやかな」という点がポイントになりますが、他の素材にはない地震のエネルギーを受け流すようなしなやかさが、軸組工法とともに発揮されます。

もちろんこれらについては木材のもつ機能だけで問題解決できるものではありません。

木材の持つ自然の機能を生かしつつ、現代の家づくりの技術を取り入れながら、日本の気候・風土に対応していく必要があります。
昔の日本の木造家屋は、木の特徴だけで対応してきたので、とても快適。安全な家とは言えませんでしたが、高断熱・高気密・換気対策、結露対策、地震対策を行えば、木の特徴を生かした、日本の気候・風土でも快適で安心・安全な家を実現することが可能になるのです。

2.生物にとって優しい環境を提供できる

これは、容易に想像できますよね。

木に囲まれていると、自然の森林の中にいる時は別格としても、家の中でも気持ちいいものです。
触れた感触も金属とは違ってぬくもりがありますし、なにより自然体でいられる感じがしてリラックスできます。このような効果を狙ってか、近年は公共施設をRCから木造にしたり、設備を木製にするようなケースが増えているみたいです。
実際、学校の授業中に「だるい」とか「集中力がない」などの症状を訴える子供が少しでもいると答えた学校は、木造校舎の4.4%に対して、RCの校舎では1.5倍の6.6%もいた、さらには老人ホームでは木材が多く使用されている施設の方が病気の発生率が低かったというデータもあります。

そして、結構有名な実験としては静岡大学のマウスを使った実験があります。
この実験では外気温25-26度の状況で生まれたばかりの子マウスをコンクリート製、鉄製、木製の箱で分けて飼育したところ、23日間の生存率が、コンクリート製6.9%、鉄製41.0%に対し、木製は85.1%という結果となったのです。
これが外気温30度の場合には、結果に大差なかった(ほとんど生存)らしいのですが、やはり前述しましたが木材は熱伝導率が低い素材で気温差を和らげてくれる素材ということで、生物にとっては木は優しい住環境を実現してくれるものだと言うことができると思います。

3.地球環境に優しい

木材はリサイクル可能な建材ですし、自然素材ですので土に還ることができます。
生物の循環の輪の中に入ることができる地球環境に優しい素材なのです。

しかし、木材の伐採については、「森林環境の破壊ではないか、地球環境に優しいとは考えられない」という方もいると思います。
確かにそのような一面があることは否めません。
事実、東南アジアなどの発展途上国で原生林を無計画に伐採することも多く、環境破壊で大きな社会問題になっています。

ただし、日本の木造住宅で使用する木材の多くは国産及び北米産(ベイマツ、ベイツガなど)です。
日本や北米では原生林を無計画に伐採するようなことはなく、木材の伐採については環境破壊というのは基本的にあてはまりません。

というのは日本や北米を含めた先進国の森林には、自然林(原生林)と人工林の2種類あり、先進国での木材の伐採は人工林で行われるものだからです。森林環境への悪影響については自然林の伐採のことであって、人工林については計画的な植林と伐採をしないで放置しておくことは、かえって環境に良くないのです。

また北欧の取り組みとしては、、計画的な植林と伐採で木材を輸出しながらも森林面積を増やしている国もあり、日本も計画的な手入れを行い、豊かな森林を育てていくことが必要になっています。

日本でも最近神社や寺院で使うような大木はなかなか手に入らなくなっているため、わざと大木を枯らして伐採を持ちかける悪徳業者がいることが話題になっていますが、これはまさに環境破壊であり、由々しき問題です。

木材は地球からの恵みですから、ありがたく使わせていただき、長く共存できるように、長期的な視点で計画的に対応していかなければならないと思います。

4.風合いがいい

木には経年変化があります。(経年劣化ではなく。。。)

使用すれば、どこかにキズがついたり、色が変化していったり、形状が変わったりすることもあります。これが、家や家具などに独特の風合い、質感、趣を醸し出します。人工的に作られた建材では新品の状態から劣化していくしかありませんが、木材の場合には経年による変化が家の雰囲気を作っていきます。

人によっては、木材のこのような変化を劣化としてしか捉えられないかもしれませんが、個人的には木材の経年変化は楽しめるものであり、家としての愛着も湧く要因になると考えています。木の家は住んでからも楽しめるものなのです。

失敗しない注文住宅のための最重要ポイントとは?

このサイトでは注文住宅の家づくりに関していろいろな情報を提供していますが、その目的は注文住宅の家づくりに成功していただきたい、というただ一点に集約できます。

それは、裏を返せば、注文住宅を建てたけれどその後の新居での生活に不満が残る、後悔している部分がある、という方が結構いるという現状認識に基づいています。

簡単にはいかない注文住宅の家づくりですが、失敗しないためポイント(成功するためのポイント)は多岐にわたります。

このような数多くのポイントの中で管理人が最重要ポイントを位置づける点は何でしょうか?

      2016/06/10

 - 家づくりコラム